”それで、ニュートリノのことが分ったとして、なにの役に立つんですか?”
かならず、こういう質問が出るとの事。答えは”私にも、何に使えるのかさっぱり分らない”
それまでのユーモラスな語り口もあって、自分を含め皆爆笑。”でもね”
凄いお金と施設を使って、その昔に電子を発見した人がいた。
その人も同じく、電子がなにに使えるか?同じく分らなかったそうだ。
だけど、今、我々が使っている、携帯やパソコンが電子の発見無しには成り立つわけが無い。自分は東急ハンズが大好きで、例えば誰かにプレゼントをしようとして行く。
なにを買うか決めていかなくても、下から上まで色々なものを見ているうちに”これとこれを組み合わせたらいいプレゼントになるな” と思いつく。携帯とかも同じで、携帯を作ろうと部品をすべて開発していたら時間が掛かって出来るわけが無い。
そうではなくて、現在ある、色々な技術を組み合わせたものが、携帯になる。
色々な用途、むしろ開発者が思いもつかなかった形で使われている部品も多いと思う。私たち基礎物理学者は、ハンズのように色々なものを探しに来る人に提供する物を見つける事、このようなことが仕事だと思っています。
だいぶ前だけど神岡に新聞記者が取材に来たときの話。記者「ニュートリノが見つかるとどんな役に立つんですか?」と言うお決まりの質問に、悪乗りした先輩が「あらゆるものを突き抜けるので、携帯電話に使えば地球の裏側とも通信できますねー」とか茶化したら、記者「ほうほうなるほど、それはすごいですねー」とまじめに受け止められて困ったそうな。アンテナに超巨大な水槽を使っていいならできるかもね!
まあ予算取りの時も教授が応用分野として医療だのエネルギーだのある事ない事書いてましたね。
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